第二十候 蚯蚓出(みみずいずる)

エッセイ

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第二十候 蚯蚓出(みみずいずる)
5月10日〜5月14日頃

陽光に、土の中からみみずが顔を出す時期
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初夏の風物を詠んだ詩、2首。

ふと見(まみ)ゆ夏の翠(みどり)に掬われる木苺のようにあなたを見る
詞書:初夏の緑の色は豊かに感じられる。木苺を見つければ仄かに心明るむ。そんな心を、日常の風物に照らしていく。

中空の洞(ほら)を虚しむこの身もて 空木(うつぎ)から身を包(くる)み出す卯の花を
詞書:私たちは虚しい。それでも且つ花を結ぶ。精神性に根ざす花を。空木からふくらみ出る卯の花のように。

 

 

 

 

 

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参考書籍:
山下 景子(2013年)『二十四節気と七十二候の季節手帖』成美堂出版https://www.seibidoshuppan.co.jp/product/9784415314846

(初夏、立夏・次候、第二十候 蚯蚓出(みみずいずる))

プロフィール

1992年生まれ。京都在住。
精神保健福祉士、文筆家、英語講師、ライティング講師。
英語や京都、メンタルヘルス分野を中心に、企業等でフリーランスとして執筆を行なう。
また、塾や就労移行支援施設で講師として活動している。
ライティング、英語、英会話、カウンセリングの個別相談にも対応。
TOEIC920点、精神保健福祉士(国家資格)を保有。
死生観について在野、たまに在学で思索中。
趣味はチェロやギターの演奏、紅茶、京都散策、建築探訪、美術館巡り。
(撮影:橋本優馬)

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Nika Nishimura

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