第四十一候 天地始粛(てんちはじめてさむし)

エッセイ

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第四十一候 天地始粛(てんちはじめてさむし)
8月28日〜9月1日頃

秋の気配を僅かに感じられる時期
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天地始粛(てんちはじめてさむし)。静粛の粛には、静まる、弱まるという語義があるそうだ。まだまだ、暑さが弱まったとはいえない気候ではあるが、朝晩の風や虫の声には僅かに秋の気配を感じる。

下鴨ロンドの庭でも、草木に水やりをしていると虫の声が聴こえる。少しく涼しい日には植物たちが、内側から膨らむような緑を陽に向かって伸ばそうとしているのを、見て、取って、感じるときがある。

今週末は、この頃の常として野分(のわき)が来ると言われている。終に、残炎(ざんえん)を粛する大風となるだろうか。

 

 

 

 

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参考文献・資料:
下鴨ロンドhttps://note.com/shimogamo_rondo
山下 景子, 『二十四節気と七十二候の季節手帖』, 成美堂出版, 2013年. https://www.seibidoshuppan.co.jp/product/9784415314846

(初秋、処暑・次候、第四十一候 天地始粛(てんちはじめてさむし)天地始粛(てんちはじめてさむし))

プロフィール

1992年生まれ。京都在住。
精神保健福祉士、文筆家、英語講師、ライティング講師。
英語や京都、メンタルヘルス分野を中心に、企業等でフリーランスとして執筆を行なう。
また、塾や就労移行支援施設で講師として活動している。
ライティング、英語、英会話、カウンセリングの個別相談にも対応。
TOEIC920点、精神保健福祉士(国家資格)を保有。
死生観について在野、たまに在学で思索中。
趣味はチェロやギターの演奏、紅茶、京都散策、建築探訪、美術館巡り。
(撮影:橋本優馬)

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Nika Nishimura

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