エッセイ 第三候 魚上氷(うおこおりをいずる) ーーーーー第三候 魚上氷(うおこおりをいずる)2月14日〜2月18日頃 湖の氷の間から、魚がとびはねる時期ーーーーー 暦の上では今この時期のことを、「光の春」というそうだ。まだまだ朝晩は寒いが、お昼に... 2024.02.17 エッセイ
エッセイ 第一候 東風解凍(はるかぜこおりをとく) ーーーーー第一候 東風解凍(はるかぜこおりをとく)2月4日〜2月8日頃 春を連れてくる風が氷をとかす時期ーーーーー 季節は立春を迎えた。けれど実際のところ、まだまだ寒い日和が続く。お昼間に窓から差す陽... 2024.02.10 エッセイ
詩 自選3首:ことば できるなら揺蕩うように文学したい何も損なうこともなく いつも言いたいことは一言で言えない 不可避の日死骸の額に手を遣りて遠き仕合わせを信ずること不可視の背この世に在りと亡きとの稜線に 2024.02.03 詩
記録 ウイリアムス神学館への寄稿文 昨年から、予定の合う日は、ウイリアムス神学館で行われている読書会に参加しています。扱われている本は、NTライトという聖書学者の書いた『シンプリー・ジーザズ』というもの。 そのウイリアムス神学館館長に以... 2024.01.27 記録
エッセイ 第六十九候 雉始雊 (きじはじめてなく) 第六十九候 雉始雊 (きじはじめてなく)1月15日〜1月19日頃 雉がはじめて鳴く時期 いよいよ寒くなってきた。朝、外に出ることにおっくうさを感じるほどには、空気が冷え冷えとしている。その反面、高く、... 2024.01.20 エッセイ
詩 自選5首:過ごすこと あの日見た翠で今を生きている補給はどこですればいいのか なんだってひとつに決めることなんてできないいつもこわいから 退屈なのにつらすぎて何もできないことも退屈 ふろあがり夜の重... 2024.01.13 詩
エッセイ 第六十六候 雪下出麦(ゆきくだりてむぎのぼる) 第六十六候 雪下出麦(ゆきくだりてむぎのぼる)1月1日〜1月4日頃 雪が積もる中、麦の芽が伸びる時期 12月から1月に変わり、年がひとつ変わることを人が祝う時期。雪が降る中、越年草えつねんそうの芽が伸... 2024.01.06 エッセイ
詩 自選3首:うつくしさ 紫のアサガオ絞るはじめての意識はいつもそこから始まる 透かし見るペットボトルの透明さだって奇跡だ惰性を見つめよ わたしはあなたの代わりに生きていて、あなたはわたしの代わりに生きている 2023.12.30 詩
エッセイ 第六十四候 乃東生(なつかれくさしょうず) 冬至12月22日頃 第六十四候 乃東生(なつかれくさしょうず)12月22日〜12月26日頃 夏枯草かこそうの別名「乃東(なつかれくさ)」が芽吹く時期。 日南みなみの限りを行いきて日の短きの至りなれば也... 2023.12.23 エッセイ